このブログの最初の投稿は、「今いる場所で突き抜けろ」(カール・ニューポート (著), 廣津留 真理 (翻訳))です。
どんな会社で働いていても、本当に自分自身に向いているものはなんだろうと自問自答する瞬間はあると思います。
自分のこれまで学んできたことを仕事にしたいと思っていても、
「そこまでの勇気がない」「自分にはそれほどの実力があるのだろうか」「周りが無理だという」などの理由で自身の本当に興味があることに踏み出せないことがあります。
このブログを書いているわたし自身も、これまで様々なことを考えていましたが、
一歩前に進めていませんでした。
しかし、「今いる場所で突き抜けろ」(以下、本書)を読み、わたしはこの道を進もうと決意できました。
これから、そんな「自分自身の突き進む道はどうやって見つけるのか」を書いていきます。
- 知識と行動を積み上げていく
- 自身の人生で積み上げてきたものは何かを知る
知識と行動を積み上げていく
「好きなことを仕事に!」は、本当に現実的なのか?という説を中心に、内容が展開されていきます。
結果、現実的ではないと論じられています。
日々練習に明けくれる音楽家のように、熱心に掘りつづける彫刻家のように何かを続けていくしかないのです。
本書では、このことを「職人スキル」を積み上げると言っています。
やっても解放されないような積み重ねは、大変そうです。
が、それでスキルを身につけられるのならば、幸せだなと思いました。
自身の人生で積み上げてきたものは何かを知る
では、その積み上げるスキルのベースになる、やりたいこと、興味は何なのか。
それは、継続できるかどうかです。
「これまでの人生で興味を持っていること」、「学生時代に専攻していた学問」など
「自分自身が自信を持って続けてきたこと」ではないかと私は思います。
「今まで続けてきたこと、これからずっと続けること」が職人スキルのベースになるのです。
これを本書では、キャリア資本と呼んでいます。
課題に追い込まれても、それを継続できるかどうか。
または、それでも継続してきたものが、自身の糧になっています。
課題に追い込まれても……なんて、大変だなと、これまた思いました。
ある意味、「好きなことを仕事に」は論破しきれないのではないでしょうか。
なので、「好きなことで、昔から継続してきたものはなにか」を見つけたら、
それがいきるすべなのかなと思いました。
著書のカール・ニューポートさんはこの本を書いた時に大学院生で自身の進路に悩んでいたと言います。
巷でいう「好きなことを仕事に」に疑問を感じ、社会的に成功し充実した生活を送っている何人もの方にインタビューを行いました。
その結果、本書を出版するに至りました。
本書を翻訳された廣津留 真理さんは、娘さんが大分県の公立高校からハーバード大学に進学されたことをきっかけにこの本を読み
自身の教育方針は間違っていなかったと感じたと述べております。
私自身も高校生のころお父さんから本書を進められました。
この文章を読み
「手に職をつけて、それで働けるようなスキルを身につけたい」と思ってくださるかたもいるかもしれません。
アニメ「鋼の錬金術師」にこういう言葉がでてきます。
「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためにはそれと同等の代価が必要だ。」
夢をおいかけることによって犠牲になる代価もあります。
例えば、自己実現をするには、それ以外の時間やお金が必要になります。
結婚をしていたら、
夫は、家族を養うためにそう簡単には夢を追いかけることはできないし
妻だったら、「家族と夢どちらを選ぶの?」ということになります。
なるべく学生のうちからそれに気づいて実行していられたらいいです。
しかし、歳を重ねることによって、経験から様々なことを学びます。
ありふれた答えになりますが、今できることから継続していくのだなと思います。
人生なにが起こるかわかりません。
自分の身は自分で守るしかないです。
自分を大切にしつつ、続けていこうと思いました。
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