私はいま、文章を書くのに大事なのは構成だと思っている。
型が決まれば、後は段落ごとにPREP法で書けばいいのだ。
では、その型はどうやって作るのか。
古賀史健さんの「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」によると、「なにを捨て、なにを残し、どうつなげるか」だという。つまり、「ももたろう」の物語で絵本を作るように考えるのだ。
もし自分で絵本を作るなら、ストーリーにおいてどの絵をどこに入れるだろうか。絵本を作るのに、30枚の絵の中から10枚選ぶとしたらどうするだろうか。
このように映像で表して、思考を整理し、構成を作るのだという。
そして、本当に言いたいことは何なのかに向かって(もしくは本当に言いたいことをどーんと最初に提示してなどやり方は色々かもしれない)、要点を物語として繋げていくのだ。
それを頭の中で映像で表したり、ノートに文章で書いてみたりして、整理し、組み立てていく。
例えば、この記事では、どの部分が大事か、その部分がいらないかなどと考えて、繋げていく。古賀史健さんの「なにを捨て、なにを残し、どうつなげるか」だ。
それにおいて、本当に言いたいことは何なのかを明確にしていくことは大切である。
古賀史健さんは、日本を代表するライターさんで、ベストセラーの「嫌われる勇気」や「さみしい夜にはペンを持て」がご著書だ。
2014年、ビジネス書ライターの地位向上に大きく寄与したとして「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞されている。2015年、株式会社バトンズ設立。2021年、batons writing college(バトンズの学校)開校された。編著書の累計は1600万部を数えられている。
古賀史健さんの「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」は古賀さんがライターの講座を開くとしたらどのような教科書を作るかと考え作られた、まさにライターの教科書だ。
480ページもの超大作なので、今回は構成に関するページだけを読み感想を書いた。(もちろんこれから全部読む予定である。)
それでは、もっと構成を作るのがうまくなるにはどうしたらいいのか。
古賀史健さんの「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」によると、映画から構成(編集)を学ぶか、絵本から学ぶかだという。
古賀史健さんは「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」の中で、参考図書として、「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」(シド・フィールド /著, 安藤 紘平 /翻訳, 加藤 正人 /翻訳)を挙げられている。
映画の脚本や絵本から「なにを捨て、なにを残し、どうつなげるか」を学ぶのだ。
映画のシークエンス(場面の連なり)についておおいに関心を持つきっかけとなった。
映画のようなつらなり

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